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Geminiの神機能3選|Deep Research・Canvas・Gemの使い方

中田 研介
中田 研介
繊維専門商社で生産管理・マーケティング・情報システム部門を経験後、ユースフルに参画。M365とPower Platform、生成AIを駆使し、課題発見から改善提案・自動化・仕組み化まで一気通貫で実行するDX実務家。YouTubeショートでは「すぐに実務で使える業務改善テクニック」を発信し、累計数100万回再生を突破。

「会社でGoogle Workspaceを使っているのに、Geminiは検索代わりの質問にしか使えていない」
「CopilotやChatGPTの活用情報は多いのに、Geminiの実務的な使い方が見つからない」
「上司からAI活用を求められているが、何から手を付けるべきか分からない」

…このように感じている方々に向けて、本記事では数あるGeminiの機能の中から、あえて3つに厳選して解説します。

▶︎ この記事の内容は動画でも解説しています

Geminiとは?|追加費用なしで使える条件と業務情報の安全性

Geminiは、Googleが開発した生成AIアシスタントです。

Google WorkspaceのBusiness Standard以上のプランでは、2025年1月からGeminiが追加費用なしで標準搭載されています( Google公式・2025年1月発表)。

業務情報を入力する不安についても、整理しておきましょう。
会社の組織アカウントで利用する場合、入力したデータが組織の許可なくAIモデルの学習に使われることはない、とGoogleが 公式のプライバシーハブで明言しています。個人の無料アカウントとは扱いが異なるため、仕事の情報は組織アカウントで扱うのが基本となります。

他の生成AIとの使い分けは、社内の基盤で判断するのが分かりやすいです。Microsoft 365が中心の会社ならCopilot、Google Workspaceが中心ならGeminiが第一候補になります。両方が混在する環境での使い分けは、 ChatGPT・Claude・Copilot・Geminiの徹底比較記事で詳しく解説していますので、こちらもぜひお読みください。

Geminiを質問だけに使うのはもったいない!

Geminiの真価は、質問に答えてくれることだけではありません。通常であれば多大な時間を要する リサーチ・資料作成・ルーティン業務という仕事の工程を引き受けてくれる点にあります。

それぞれ(Deep Research・Canvas・Gem)の役割は下記のように分かれています。

機能

できること

向いている業務

使い方の入口

Deep Research

数十のWebサイトを横断調査しレポート化

競合調査・市場分析・ツール比較

チャットの「+」から追加

Canvas

チャット上で文章・スライドを直接編集

企画書・提案書の作成

チャットの「+」から追加

Gem

指示文を仕込んだ自分専用AIエージェント

議事録・定型資料などの反復業務

サイドバーの「Gem」

Geminiの厳選機能3選を紹介

① Deep Research|通常であれば数時間かかるリサーチを任せて、自分は別の作業へ

Deep Research機能のイメージ

Deep Researchは、時間のかかる調査業務を数分から数十分で完了させてくれる機能です。競合調査・市場分析・ツールの比較検討など、Webサイトを何個も開いて情報を集める作業に向いています。

Deep Researchで調査を行っている様子のイメージDeep Research機能を用いて多くのソースを参照して調査を行っている様子

動画の実演では「Gemini・Copilot・Claudeのどれを全社導入すべきか」という比較調査を依頼しています。

チャットの「+」からDeep Researchを追加して送信すると、Geminiがまず調査計画を提示してくれます。計画に過不足があれば、実行前に「計画を編集」から修正の指示ができます。

調査はバックグラウンドで進むため、 実行後はメールチェックや資料作成など、別の作業をしていて構いません。完成したレポートは依頼した軸ごとに構造化され、末尾には使用したソースの一覧が付きます。出典をたどれるため、社内報告に使う際の安心材料になります。

② Canvas|企画書・提案書のたたき台をチャット上で直接編集

Canvasは、Geminiのチャット画面上で文章やスライドを直接編集できる機能です。生成して終わりではなく、その場で「ここを直して」と対話しながら成果物を仕上げられます。完成したスライドはGoogleスライドやPPTX形式で出力でき、細部は自分で調整できます。

ただし、注意点があります。 どれだけ優秀な機能でも、指示内容が曖昧なら思い通りの企画書・提案書は生成できません。提案相手から前向きな回答を引き出す構成と、伝わりやすいデザインを、プロンプトで明確に指示する必要があります。

Canvasで資料を作成している様子のイメージCanvas機能を用いて資料を作成している様子

動画の実演で使ったのは、資料づくりのルールを細かく指定した長文プロンプトです。冒頭部分を抜粋します。

# 役割
あなたは、戦略コンサルティングファームのシニアアソシエイトです。ユーザーが提供するドキュメントから「意思決定に必要な要素」を抽出し、経営層が即座に判断を下せるスライドを作成します。

# 厳守事項(抜粋)
・この資料で解決すべき問いは何か?
・誰が、何を判断するためにこの資料を読むのか?
・「現状→課題→解決策→投資対効果→リスク」の順序で語る(以下略)

このように、役割・判断基準・話の順序まで指定するのがコツです。
Deep Researchの調査結果を下敷きに、結論から投資対効果まで流れの通ったスライドが数分で出来上がります。

このプロンプトの完全版は、 無料のGemini実務活用ガイドに、コピペで使える形で収録していますので、ぜひお手に取りご活用ください。

③ Gem|プロンプトを仕込んで、ルーティン業務を自動化

Gem機能のイメージGemは、Geminiの中に自分専用のAIエージェントを作れる機能です。

Canvasで使ったような長文プロンプトをカスタム指示として裏側に仕込んでおけば、 毎回プロンプトを探して貼り付ける手間がなくなるため、次からは「添付の資料から提案書を作って」と一言依頼するだけで済みます。

作り方は簡単です。サイドバーの設定から「Gem」を開き、名前・説明・カスタム指示を登録すれば完成です。設定画面の「知識」に社内ルールやデザインガイドラインなどのファイルを登録しておくと、その内容を踏まえて回答させることもできます。例えば、登録したドキュメントからのみ回答する問い合わせボットのような使い方も可能です。

Gemを設定してAIエージェントを作成している様子のイメージGem機能を開き、プロンプトなどを設定してAIエージェントを作成している様子

議事録作成・毎月の定型資料・社内問い合わせ対応など、毎回同じ指示を繰り返しているルーティン業務なら幅広く応用できます。まずは自分が週に何度も繰り返している依頼をひとつ選んで、Gem化してみるとよいでしょう。

もっと使いこなしたい人へ|残り9つの実務テクは動画とガイドで

今回の3つは、Gemini実務活用の入口として即効性の高いものを選びました。実際の操作の流れは、 実演動画(約9分)で確認してみてください。

手を動かす段階に進む方には、無料の 『Gemini実務活用ガイド』(全48ページ)も大変便利かと思います。今回の3機能を含む12の実務テクニックを、操作手順つきでまとめています。

  • 手書きメモからの議事録作成/文章の校閲/資料の要約・分析/NotebookLMとの連携
  • Gmail・カレンダー・Meet・ドキュメント・スプレッドシートとのGemini連携ワザ5選
  • Canvasの資料作成プロンプト完全版と、議事録Gemの指示文サンプル

チームにGeminiを広めたい方は、 Gemini実務活用ガイドの無料ダウンロードから始めてみてください。

よくある質問

Q1. Geminiは仕事でどんなことに使えますか?

A. 単発の質問だけでなく、Deep Researchによる調査業務、Canvasによる企画書・提案書作成、Gemによるルーティン業務の自動化に使えます。GmailやカレンダーなどGoogle Workspaceの各アプリと連携した要約や下書き作成も可能です。

Q2. Geminiに業務情報を入力しても安全ですか?

A. 会社の組織アカウントで利用する場合、入力データが組織の許可なくAIモデルの学習に使われることはないとGoogleが明言しています。ただし社内のAI利用ルールがある場合はそちらが優先されるため、確認のうえ利用してください。

Q3. Deep ResearchやCanvasは無料プランでも使えますか?

A. 個人の無料アカウントでも回数制限つきで利用できます。組織のWorkspaceプランでは契約内容により利用上限が異なる可能性があります。

Q4. GeminiとCopilotはどちらを仕事で使うべきですか?

A. 社内の中心環境で選ぶのが基本です。Microsoft 365中心ならCopilot、Google Workspace中心ならGeminiが第一候補になります。4つの主要AIアシスタントの使い分けは 比較記事で解説していますので、こちらもぜひお読みください。

Q5. 社員向けのGemini研修にはどんなものがありますか?

A. Google Workspace環境での実務活用に特化した法人研修が各社から提供されています。主要5社の特徴・費用は Google Gemini研修おすすめ5選の記事で比較しています。


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  • Deep Research・Canvas・Gemを含む12の実務テクニックの操作手順
  • 企画書・提案書がそのまま作れるCanvas用プロンプト完全版
  • Gmail・カレンダー・スプレッドシートなどWorkspace連携ワザ5選

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参考情報

本記事は以下の公式情報を参照しています。

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