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【導入事例紹介】株式会社サンテン・コーポレーション様|ユースフル ビジネス

株式会社サンテン・コーポレーションは、北陸エリアを中心に、商業施設やオフィス、各種店舗の建築企画・設計・施工・内装デザイン・引渡し後のアフターサービスまでをワンストップで請け負う、空間のトータルプロデュース企業です。

近年は、東京圏・中京圏にも営業エリアを広げ、より多岐に渡るニーズに対してにぎわいある空間の創出と演出を担い、地域の魅力向上と経済活動の活性化に取り組んでいます。

こうして商圏を拡大し、クライアント様の業種や店舗の形態も多様化する中、売上実績やセールスの活動状況を一元化すべく、新たにデータ分析ツール(Excelを活用した「ダッシュボード」)をご導入。今回ユースフルへお声かけいただいた、常務取締役 営業本部長の坂口さんに、ユースフル for Business ご採用のきっかけやご感想、組織におけるDX推進プロジェクトで意識されていることなどを伺いました。




YouTubeメディア「ユースフル/スキルの図書館」を運営するユースフル株式会社では、組織やチームのITリテラシーを底上げする学習動画コンテンツの提供や個社研修を承っています。

また、本記事で取り上げている企業の経営改善やDX推進に直結するBPOコンサルティングサービスについても、現在非常に多くの法人クライアント様からお引き合いをいただいております。

講師やコンサルタントの数にも限りがありますので、まずはお気軽に無料相談フォームよりお問い合わせください。

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本日ご出演いただいた方について

Q.貴社におけるご出演者様の役割を教えてください。

-【坂口様】私は現在、営業部門の統括を担当しています。全社の営業戦略策定と推進、そして後進教育が主な責務です。

当社のクライアント様は、飲食店、小売業、サービス業など、様々な業種に及びます。私どもの商売特性上、売上が顧客側の業績に左右されるため、各業界の動向を常にキャッチアップする必要があります。それぞれの業種の取引高が過年度比較でどう推移しているか、プラス因子・マイナス因子ともに、全体への影響度はどれほどか、などの定量データを絶えずウォッチすることが求められるのです。

また、人口減少が進む国内市場で売上目標を達成していくためには、既存顧客との関係強化に加えて、新規顧客を積極的に開拓していかなくてはなりません。迅速かつ的確な意思決定のために、 新しい顧客の獲得に資する営業行動がどれだけ行われているかを可視化し、各担当者の成果をリアルタイムで把握する必要があります。


インタビュー風景

 坂口様が楽しくお話をお聞かせくださり、終始笑いのあふれる取材現場となりました!


Q.ダッシュボードを導入する以前は、どのような課題を抱えられていましたか?

-【坂口様】大きく2つの課題がありました。

  1. 売上分析
    年末(12月)と年度末(3月)に行う売上データの入力や集計に、それはそれは膨大な時間と労力を要していました。たくさんのシートで構成されたアナログなExcelで管理していたため、数百件に及ぶ案件情報を業績報告としてまとめるのに、年末と年度末でそれぞれ1週間~10日間ほどの時間がかかっていたのです。
    また、顧客の業態が多岐に渡るだけでなく、営業グループ別、売上規模別、工事動機別、受注要因別などの評価指標や、新規リピート率、入札比率、自社設計比率といった分析要素までを追う必要があり、集計用のExcelブックはどんどん煩雑になっていきました。いわゆる、「沼ってる」というヤツです笑

  2. 行動分析
    担当者ごとの営業活動の定量化も大きな課題でした。新規顧客の獲得につながる活動(当社では「コア活動」と呼んでいます)の状況を見える化する手段が乏しく、定性的で根拠のない指導や管理が続いていました。これは、担当者のモチベーションにも悪い影響を及ぼすため、より客観的なデータにもとづくフォローアップができないかと、頭を悩ませていました。

そのため、売上分析と行動分析の2つの側面から、分析ツール(ダッシュボード)の制作を依頼できる事業者を探していたのです。


「ユースフル ビジネス」について

Q.ユースフルにご依頼いただいたきっかけは何でしたか?

-【坂口様】ユースフルのことはYouTubeで知りました。

YouTubeで「ダッシュボード」と検索した結果、その効果や活用事例を配信しているユースフルの動画がヒットし、これこそが我々の求めていたソリューションだと感じました。年度末が迫っていたため、まずは売上分析の効率化を急ぎたく、ダッシュボードの作成支援をご依頼しました。


Q.納品された売上分析ダッシュボードのご感想を教えてください。

-【坂口様】結論、大満足の代物でした。感謝を超え、感激すらしております。

最初の面談から担当してくれた片岡さんに、最後まで真摯かつスピーディにご対応いただきました。こちらから多くの要件を提示し、かつ短納期での納品をお願いしたにも関わらず、データのインプットやメンテナンス性を考慮した、+αの仕組みまで盛り込んでもらいました。それらの要素をすべて反映したダッシュボードを、指定納期よりも前倒しでご提供いただけたのです

正しい情報が正しい型で蓄積され、1クリックで情報が更新できるようになったため、今では月次でのデータ分析や成績フォローが可能になりました。結果的に、役員や経営企画室のメンバーも、より創造的な業務に時間を割けるようになり、本当に助かっています



経営企画管理室長として、日々ダッシュボードを管理されている
執行役員 喜多様(写真左)も一緒にパシャリ!


★ダッシュボードイメージ(一部抜粋) ※ダミーデータに置き換えています


売上分析ダッシュボードの制作要件

 個人成績シート
 
(下記評価指標ごとの売上・件数・単価、ならびに昨年対比)

  • 個人数値成績
  • 全体における順位
  • 新規率/リピート率
  • 自社設計率
  • 入札物件率
  • 規模別
  • 受注要因別

 全体成績シート
 
(下記評価指標ごとの売上・件数・単価、ならびに昨年対比と案件別TOP10情報)

  • 全体数値成績
  • グループ別数値成績
  • 業種別
  • 新規/再来/顧客比率
  • 内装/建築比率
  • 自社設計/外部設計比率
  • 入札/一般比率
  • SC/路面比率
  • リーシング比率
  • 規模別
  • 工事動機別
  • 受注要因別

売上分析ダッシュボード設計時のユースフル受託内容

  • ソースデータの整形

  • インプットシートへの入力規則設定

  • インプットシートへの入力フォーム設計(VBA)

  • ピボットテーブル構築

  • テキストボックス・グラフクリエイティブ

  • 物件別売上TOP10集計

  • 担当者ごと、年月ごとのデータ更新設定

  • ダッシュボードレイアウトとデザイン


経営幹部として陣頭指揮をとられた今回のお取り組みについて

Q.行動分析ダッシュボードのご感想や派生効果について教えてください。

-【坂口様】行動分析ダッシュボードの導入によって、営業活動に関するデータをリアルタイムで可視化できるようになりました。

以前は、セールスの成果や部下の働きぶりを見るときに、主観や感覚に頼らざるを得ないところがありました。それが、各営業担当の行動や成果が明確にデータとして示されたため、客観的かつ公正な評価が可能になりました。具体的には、顧客への訪問回数やコア活動の構成比、行動分類ごとの内訳が定量化され、担当者ごとにどの部分に強みがあり、どの部分に改善が必要かを容易に把握し、フィードバックできるようになったです。

また、担当者が他の担当者の活動状況も見られるレイアウトにしてもらったことで、同期の社員や、同時期に入社したキャリア採用メンバー、同じ業界出身のライバルなど、それぞれがお互いの成績を意識するようになり、「私ももっと頑張ろう」と自発的に行動できるようになった点も大きな成果です。

さらに、ダッシュボードを活用することで、営業部門全体のパフォーマンスを分析し、効果的な戦略を立てることが可能となりました。マネージャーや担当者一人ひとりの成果だけでなく、チーム全体の成長を促進するための施策を立案しやすくなったのです。これからも、営業活動の質を向上させるだけでなく、組織全体の業績向上にも貢献することが期待されます。


 
★ダッシュボードイメージ(一部抜粋) ※ダミーデータに置き換えています

行動分析ダッシュボードの制作要件

 営業行動分析シート (活動種別、行動分類別の件数・構成比)
 ※A活動:コア営業活動、B活動:非コア営業活動、C活動:その他活動
  • 全体推移(月別)

  • 担当者間比較(累計)

  • 担当者別(累計・月別)

行動分析ダッシュボード設計時のユースフル受託内容

  • インプットシート作成
  • ピボットテーブル構築
  • テキストボックス・グラフクリエイティブ
  • 行動分類ごとのグラフカラー配色
  • 担当者ごとの活動別構成比と行動分類内訳
  • ダッシュボードレイアウトとデザイン


Q.最後に、DX推進に関わるすべての方へメッセージをお願いします!

-【坂口様】部下の指導や組織開発に関わる方こそ、ダッシュボードなどの分析ツールを導入し、活用推進を先導されることを強くおすすめします。

世代も育った環境も異なる社員をフォローアップするときに、定性的な主観論でものごとを語っていては、どうしても認識の齟齬が生じてしまいます。そこに定量的な評価基準を差し込むことで、だれが見ても納得感のある評価やフィードバックが可能になります。デジタルテクノロジーが急速に進化するこの時代に、多様性あふれる人材を起用し、即戦力として育てていくためには、より客観的なデータによる状況把握が不可欠なのです。

以上の観点から、一見データ分析の手段としてとらえられがちなダッシュボードなどのツールも、後進教育や強い組織の構築につながる有効なアイテムだと私は考えます。


本日は、貴重なお話をいただきありがとうございました!

※掲載内容は取材当時(2024年6月)のものです。



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インタビュアー|片岡 駿人
インタビュアー|片岡 駿人
ユースフル㈱執行役員COO 兼 法人事業統括。慶應義塾大学文学部卒。前職は製造業界にて事業企画・マーケティング職に従事。ユースフルでは、法人向けIT実務研修・経営支援事業の立ち上げとグロースを担当。本職の傍ら、20万人以上登録のITスキルメディアを個人運営。企業研修への登壇実績、ならびに関連著書多数。

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