【導入事例紹介】株式会社JERA様|ユースフル ビジネス
株式会社JERAは、燃料の調達から発電、電力・ガスの卸販売に至る一連のバリューチェーンを担い、国内火力発電の半分を占める発電能力と、世界最大級の燃料取扱量を誇るグローバルなエネルギー企業です。
全社的なDX推進プロジェクトの一環で「Microsoft Teams」の活用推進ならびに定着を図るべく、ユースフルのTeams研修をご導入。今回は、ICT戦略部の青山さん、バイさんに、ユースフル for Business をご採用いただいたきっかけやご感想、DX推進プロジェクトに際して意識されていることなどを伺いました。
YouTubeメディア「ユースフル/スキルの図書館」を運営するユースフル株式会社では、組織やチームのITリテラシーを底上げする学習動画コンテンツの提供や個社研修を承っています。また、企業の経営改善やDX推進に直結するBPOコンサルティングサービスについても、現在非常に多くの法人クライアント様からお引き合いをいただいております。
講師やコンサルタントの数にも限りがありますので、まずはお気軽に無料相談フォームよりお問い合わせください。
本日ご出演の皆さまについて
Q.ご担当者様の業務内容を教えてください。
-【青山様】私はもともと物流の世界に携わっており、2021年にJERAに入社しました。前職では業務コンサルタントに従事し、現場の人々とともに、組織やチームに変革をもたらす仕事にやりがいを感じていました。
JERAでは入社以来、ICT部門で働いており、現在は全社のICT戦略や計画、ガイドラインの策定を担当しています。組織全体のICT活動を見渡し、各セクションの課題を整理しながら、生産性の向上により事業成長をドライブさせる役割を担っています。
たとえば今回のプロジェクトにおいては、社内コミュニケーションの改善に着目し、メール文化からチャット文化への移行を推進しました。部門間の連携を強化し、効率的な働き方を促進するための施策を企画実行し、JERA全体のICT活用を後押しすることが、我々ICT部門の大きな責務です。
インタビュー風景
皆さんとても和やかな雰囲気でお話をお聞かせくださいました!
Q.今回、Microsoft Teams 研修を実施されたのはなぜですか?
-【青山様】JERAは 2015 年に、東京電力と中部電力の火力事業を統合して設立された会社です。従業員数や売上規模は大きいものの、設立から10年も経っておらず、組織としては発展途上にありました。まさに「巨大なベンチャー」といった印象です。
東京電力や中部電力との人材交流やキャリア採用もさかんに行われておりますが、一方で社内のコミュニケーションについては、まだまだICT活用による改善の余地が残されていました。組織の風土自体も変えられるところがたくさんあったため、新しい風を吹かせたいという想いで取り組みました。
Teams 研修を通して解決したかった課題には、前述の「メール文化からチャット文化へ」というコミュニケーションの迅速化だけでなく、組織内の連携強化も含まれていました。こうした課題の解決には、特に役員クラスの理解と協力が必要不可欠であったため、役員全員に対して1on1の研修を行うことで、トップダウンのアプローチを狙いました。役員自らが Teams の活用を推進し、社員全体にその価値を浸透させるように働きかけたのです。
今回の全社ICT活用プロジェクトで陣頭指揮をとられた青山様
「ユースフル ビジネス」について
Q.ユースフル ビジネス 導入の決め手や他社との違いはどのような点ですか?
-【バイ様】ユースフルを選んだ決め手は、コスト面と研修のカスタマイズ性、そして協力的な姿勢です。他の教育ベンダー様とも打ち合わせを重ねて比較検討を行った結果、ユースフルが最もJERAのリクエストに応えてくれると判断しました。
具体的には、ユースフルが提供する研修が決めうちのパッケージ講座ではなく、JERAの具体的な課題にあわせて内容を柔軟に変えられる点を評価しました。たとえば、ユースフルはJERA専用のスライドマスターを作成してくれ、研修資料もJERAのコーポレートカラーを使用するなど、細部にわたってカスタマイズされていました。
実際の研修で使われたスライド例
また、研修の準備段階から研修後のフォローアップまで、ユースフルの大垣さんがきめ細かく対応してくれたことも大きな要因です。最初に顔合わせをさせていただいたときも、他のベンダーからは出てこなかった解決策を大垣さんがその場で提示してくれたことを覚えています。
今回は1回あたり1時間の研修を計10回ほど、日を変えて開催して参りましたが、研修期間中もミーティングを重ねて進捗を確認し、具体的な要望に応じてスライド資料を改訂するなど、JERAが抱える課題やニーズに的確に応えてくれました。
とにかく、一般的なベンダーとクライアントの関係性を超え、「仲間」として伴走してもらえた印象が強かったです!
ICT戦略部の皆さまにユースフルの起用をご提案いただいたバイ様
-【青山様】バイさんの言う通り、カスタマイズ性については特に重要視していました。
また、ベンダーの選定に際しては、①提供される研修のレベル感、②コンサルタント担当者のツール知識や業務理解度、③講師本人が実際に研修資料を作る体制か、④クライアントからのこれまでのフィードバックを踏まえて研修がブラッシュアップされているか、などもチェックしていました。
ユースフルの場合、そのあたりの条件はクリアしており、カスタマイズも全面支援してくれて、なおかつ最も導入価格が安いということで、即決しました。事前にYouTubeを視聴していたため、講師陣の講義イメージがつかめていたことも、意思決定の一助となりました。
個人的には、窓口となっていただいた大垣さんと、会話のテンポや波長がぴったりあったことも大きかったです!
お褒めの言葉につい嬉しくなってしまった弊社の大垣も一緒にパシャリ!
Q.実際に研修を実施された感想を教えてください。
-【青山様】今回の Teams 研修プロジェクトは、JERA に色んな意味で成果をもたらせたと自負しています。
定性的な面では、ターゲットに位置づけた社員の理解度に応じた研修カリキュラムに仕上げてもらったことで、痒い所に手が届く研修となり、Teams を活用しやすい環境を社員に提供できたと感じています。役員クラスに対する個別のトレーニングも功を奏し、組織全体でのコミュニケーションがとても円滑になりました。
定量的な面では、社内のコミュニケーションが少しずつメールからTeams(チャット)へシフトしていき、社内コミュニケーションにおけるメールの比率が数パーセント減少しました。たった数パーセント?と思われるかもしれませんが、全社規模で見れば甚大な成果であり、結果として数千時間の業務を削減できるようになりました。従業員の多くがより重要な業務に集中できる環境が整ったのです。
また、ユースフルから提供してもらったTeams総集編の動画コンテンツや研修で出てきたQ&A集をポータルサイトに掲載し、社員がわからないことがあったときにアクセスできる体制にしています。
DX推進プロジェクトのお取り組みについて
Q.今回の Teams 活用プロジェクトを進めるにあたり、意識されていたことはありますか?
-【青山様】どうすれば受講してほしい社員に受講してもらえるか?単にツールを導入して終わりではなく、実務で活用するためにどんな使い方ができるか?を常に意識しながら下記の点に取り組んできました。
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カスタマイズ性
JERAの業務プロセスにあわせたフルカスタマイズで、社員が研修を自分ごととしてとらえてもらえるように工夫しました。
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トレーニングとサポート
ユースフルから提供された動画を活用して研修後のトレーニングやサポートを充実させ、社員が安心してTeamsを活用できる環境整備に取り組みました。
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段階的な導入
全社一斉に研修を実施するのではなく、対象者を絞りながら取り上げるテーマをステップアップしていったり、一部の部門のみで試験的に開催したりと、PDCAサイクルをまわしながら段階的に実行していきました。
これらのアクションを通じて、全社的にTeamsでのやり取りが増加し、コミュニケーションが迅速かつ円滑に行われるようになったのは、大きな成果です。
Q.最後に、DX推進に関わるすべての方へメッセージをお願いします!
-【青山様】DX 推進において最も大切なのは、施策を実行する「タイミングを見極める」ことです。社内外の状況にアンテナを張り、絶好のタイミングが来たら一気に決行します。今回の Teams 研修プロジェクトにおいても、トップダウンの指示や社内のニーズを的確にとらえ、常に迅速な行動を心がけてきました。
また、そもそもなぜその施策をやりたいのか、成し遂げたいことはなにか、という「目的を明確にする」ことも重要です。"働き方改革"や"DX推進"は昨今のバズワードではありますが、具体的に達成したいゴールを明らかにする必要があります。
私たちは今回、Teams の利活用を推進ならびに定着させることで、メールに頼りがちな社内のコミュニケーションを迅速化し、社員一人一人の生産性を向上させることを目指して参りました。
これら2つの行動を意識し徹底することで、プロジェクトがより良い方向に向かい、大きな成果が得られると信じています。
-本日は、貴重なお話をいただきありがとうございました!
※掲載内容は取材当時(2024年6月)のものです。
ユースフルでは、Microsoft×AI領域の実務活用に長けたコンサルタントチームが、貴社の課題や状況にあわせて最適な研修をご提案しております。
「社内でTeams研修を実施するか悩んでいる…」
「チャネルの作り方やチャットの便利な使い方を学び、強いチームを育てたい…」
「毎日のコミュニケーションに割く時間を削減して、他の業務に集中したい…」
このようなお悩みを抱えられているDX推進担当者、人事研修担当者の方は、実施可否が決定していなくても構いませんので、ぜひお気軽にご相談ください。