【導入事例紹介】日鉄物産株式会社様|ユースフル ビジネス
日鉄物産株式会社は、日本製鉄グループの中核商社として、 鉄鋼、産業・インフラ、繊維、食糧の4つの事業分野を持つ「複合専業商社」です。 総合商社よりも特定の分野に特化して深い専門知識とネットワークを持ち、専門商社よりも幅広いビジネスを世界中で展開しています。 国内24都市の営業拠点に加え、世界16ヵ国に海外現地法人・事務所を構えるグローバル企業です。
さらなる事業成長の未来を担う新入社員様のExcel基礎教育のため、ユースフル ビジネス をご導入。人事部の研修ご担当者様に、ユースフルご採用の背景や新入社員研修の創り方、 今後の展望などについてお話を伺いました。
YouTubeメディア「ユースフル/実務変革のプロ」を運営するユースフル株式会社では、組織やチームのITリテラシーを底上げする学習動画コンテンツの提供や個社研修を承っています。また、企業の経営改善やDX推進に直結するBPOコンサルティングサービスについても、現在非常に多くの法人クライアント様からお引き合いをいただいております。
講師やコンサルタントの数にも限りがありますので、まずはお気軽に無料相談フォームよりお問い合わせください。
ご出演いただいた皆さまについて
日鉄物産株式会社 人事部ご担当者様
Q.ご担当者様の業務内容を教えてください。
私たちは人事部の人財開発担当として、年間を通じて様々な階層別研修や語学研修などの企画・運営に携わっています。新入社員に対しては、入社から約1ヶ月間の研修を行っており、研修プログラムの策定、研修ベンダーの選定や交渉、予算管理など、新入社員研修を総合的にマネジメントしております。
具体的な業務としては、全体の研修プログラムやスケジュールの組み立て、研修内容の決定、社内外の講師の選定や手配、会場の確保、などがあります。また、研修期間中は日々の進行管理や新入社員のフォローアップを行い、研修後は、新入社員のアンケートや社内外講師からの評価を踏まえた、次年度への改善点の洗い出しなども担当しています。
新入社員研修に限らず、社内の様々な人財教育プロジェクトの陣頭指揮をとる中で、常に「会社の方向性」と「社員の成長」をリンクさせることを意識し、効果的な人財育成施策の立案・実行に取り組んでいます。
インタビュー風景
皆さんとても和やかな雰囲気でお話をお聞かせくださいました!
Q.新入社員向けにExcel研修を実施されているのはなぜですか?
Excelは当社の業務において必要不可欠なツールです。当社では、販売情報や予算などのデータ管理・分析作業はもとより、報告書や議事録、各種申請書など、社内の多くの帳票や情報の連携がExcelで行われています。
すべての部署でExcelを日常的に使用していることから、新入社員を即戦力人材にするためには、Excelの効率的な操作・活用スキルを身につけることが求めています。
「ユースフル ビジネス」について
Q.ユースフル ビジネス 導入の決め手や他社との違いはどのような点ですか?
ユースフルを知ったきっかけは、YouTubeや書籍でユースフルのコンテンツ(当時「おさとエクセル」)に出会ったことでした。YouTubeで見つけた動画は非常に分かりやすく実践的な内容で、再生回数も多かったためすぐに興味を持ちました。
特に印象的だったのは、動画の中でExcelの基本的な操作だけでなく、実務に役立つテクニックやショートカットキーの活用法を紹介されていたことです。これは、私たちが抱えていた「研修内容と実務のギャップ」という課題にまさに合致するものでした。
また、ユースフル代表の長内さんが商社出身ということで、商社の特性や内情に精通されていたことも魅力的でした。とおり一辺倒な機能の説明だけでなく、当社の業務プロセスにもマッチする効果的なExcel教育が実現できるのではないかとの期待感から、研修登壇のオファーをさせていただきました。
初めてオンラインで面談をしたときには、私たちの課題や要望を丁寧に聞いてくださり、カリキュラムや研修当日の進め方に関する具体的な提案をいただきました。非常に誠実で熱心な姿勢に交換を持ち、ユースフルのExcel研修導入を決定しました。
Q.実際に研修を実施された感想を教えてください。
結論から申し上げて、大満足の内容でした。理由としては大きく次の点が挙げられます。
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実務直結のカリキュラムと演習素材
研修で取り上げるトピックやユースケースが、当社の実務にフィットしていました。新入社員が使っている日報のフォーマットをもとに演習素材をカスタマイズしていただいたことは、学んだことをすぐに活用できる点で非常に効果的でした。
また、ショートカットキーなど操作効率を大きく向上させるテクニックを重点的に教えていただいたことも大きな特徴でした。これらのスキルは、Excelを知っている人も知らない人も、必ず持ち帰れる新しい知識であり、研修の価値を大いに高めました。
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徹底したハンズオン型の学習体験
演習ファイルのシートが順序立てて構成されており、1つのシートが終わらないと次に進めないという流れが、学習の定着に役立ちました。実際に手を動かして操作する時間が十分に確保されていたため、「知識」だけでなく「スキル」として身につけることができました。
また、事前に初歩的な動画を視聴してから研修に臨むという方式も、受講者のレベル差を埋めるのに効果的でした。これにより、研修当日はより実践的な内容に集中することができました。
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新入社員の理解度にあわせた柔軟な進行
講師の方の進行も素晴らしいものでした。講義や演習は、初学者にあわせて丁寧にゆっくりと進めてくださり、論理的で説得力のある説明のおかげで新入社員の理解度も高かったです。研修の冒頭で「Excelを学ぶ価値」という動画を放映していただいたことで、最初から新入社員のスイッチが入り、4時間に及ぶ研修でも終始、全員が前のめりになって受講できていました。
何よりも、受講者の操作スピードやリアクションから、新入社員がいま何につまずいているかを講師の方が瞬時に察知し、それに合わせて補足内容や解説テンポを調整されている柔軟性に感銘を受けました。
総じて、ユースフルのExcel研修は、これまで私たちが抱えていた課題を的確に解決し、新入社員のスキル向上に大きく貢献する、非常に満足度の高いものとなりました。
受講者アンケート結果
研修実施後の新入社員アンケート(5段階評価)において、「5:非常に満足」「4:満足」と回答した割合。
受講者の声(自由意見抜粋)
- 講義スピードにメリハリがあった。実際にExcel操作を行う際は誰も遅れないように十分な時間をとっていただき、一方で説明パートの一部ではある程度早く講義を進行されており、限られた時間で十分に学ぶことができました。
- 日報を活用し、少しずつ進めて復習を繰り返すことで、着実に身に付けることができました。わからないところはすぐにスタッフの方に質問できたため、とてもスムーズでわかりやすい研修でした。
- 動画を使ってわかりやすい解説がされていた。周囲に配置されていたサポートの方々の対応もとても良かった。
- 全体への説明において、Excelに入力する際にキーボードのどのキーを押せば良いかまでスライドに示してくださり、非常にわかりやすかった。
- 置いていかれる人がいないようにゆっくりとしたテンポで進めてくださり、講師の方が個別に回ってわからないところを説明してくださったので、パソコンが苦手な私は大変助かりました。
- 資料も綺麗で見やすく、適宜休憩を入れていただいたことで集中して取り組むことができました。講義の進み方もスピード感もあり、サクサク進んでよかったです。
人財教育プロジェクトのお取り組みについて
Q.新入社員研修の企画や実行にあたり、意識されていることはありますか?
会社の方向性と新入社員の成長をひもづけることを常に意識しています。当社の企業理念や中長期的な戦略を理解し、その中で自分たちがどのように貢献できるかを考えられるような内容を盛り込んでいます。
次に、新入社員の多様性やビジネス環境の変化に応じて、柔軟な研修設計を心がけています。事前に基礎的な内容を動画で学習してもらい、研修当日はレベルに合わせて内容を調整するなど、個々の習熟度に応じた学びの機会を提供しています。また、DXの推進やリモートワークの普及など、社員や企業を取り巻く環境が刻一刻と変わりゆく中で、研修内容を常に最新かつ実践的なものにアップデートし続けています。
さらに、新入社員同士のつながりを深める機会や主体的に学び続けるきっかけを、研修プログラムに必ず盛り込むようにしています。ワークショップや成果報告会などを多く設け、コミュニケーション能力の向上と同時に、将来的なネットワーク構築の基礎となるようにしています。また、研修の中で自ら課題を見つけ、解決策を考える機会を設けることで、今後のキャリアにおいても主体的に学び続ける姿勢を身につけてもらいたいと考えています。
Q.最後に、人材教育に関わるすべての方へメッセージをお願いします!
企業における人財教育や研修の創り方で最も重要なのは、会社の方向性と社員の成長をリンクさせることだと考えています。単なるスキルの習得だけでなく、その研修が会社の成長にどう貢献するのか、社員のキャリア形成にどう役立つのかを明確にすることが大切です。
また、私たちは自社の社員が自立的に成長できる仕組みづくりを意識してきました。一方的な知識の伝達にとどまらず、社員が自ら考え、学び、成長し続けられるような教育ロードマップの設計が必要です。例えば、研修にも積極的にグループワークやプレゼンテーションの機会を設け、アウトプットの場を強制的に作ることも重要です。
研修のテーマやカリキュラムは、実務に直結するものにすることをお勧めします。今回のExcel研修の例では、実際に使用している社内のフォーマットを演習に取り入れることで、学んだことをすぐに業務に活かせるようになりました。また、基礎から応用まで幅広くカバーしつつ、受講者のレベルに合わせて柔軟に対応できる研修が理想的です。
さらに、研修はやって終わりではありません。常に効果を測定し、改善を続けることが大切です。受講者のアンケートはもちろん、実際の業務パフォーマンスの変化なども観察し、継続的に研修の質を高めていく努力が求められるのです。
社員教育は企業の未来への投資です。短期的な成果だけでなく、長期的な視点を持って取り組むことで、社員と企業の持続的な成長につながると信じています。
-本日は、貴重なお話をいただきありがとうございました!
※掲載内容は取材当時(2024年9月)のものです。
編集後記(筆者コメント)
ご出演いただきました皆様のおかげで、インタビューの場は終始アットホームな雰囲気で進んでいきました。
特に、ご担当者様がご自身の新入社員研修時代に体験したしくじりエピソードをユーモアたっぷりにお話いただき、取材クルーも含めて爆発的な笑いが幾度となく巻き起こり、笑顔の絶えない取材風景となりました。
ユースフルの研修を受講いただいた新入社員様は、いまやそれぞれの職場や営業拠点でご活躍されており、日鉄物産様の事業拡大に欠かせない人財として、日々成長されているとのことです。
そして、今春に入社された新入社員様を送り出したのもつかの間、人事研修チームの皆さまはすでに、次年度の新人研修スケジュールやカリキュラムの策定に着手されています。
多様性や人材開発戦略にひもづいた確かな研修体験設計と余念のない準備があるからこそ、新たな社会的価値を持った製品やサービスを生み出す高い志を持った"人"が育成されていくということに気づかされたひと時でした。
ユースフルでは、Microsoft×AI領域の実務活用に長けたコンサルタントチームが、貴社の課題や状況にあわせて最適な研修をご提案しております。
「予算内で効果的な新入社員研修を実施したい…」
「配属後に求められるIT基礎力を全員に提供したい…」
「研修後も学習を継続できる仕組みを探している…」
このようなお悩みを抱えられている人事研修ご担当者、DX推進者の方は、実施可否が決定していなくても構いませんので、ぜひお気軽にご相談ください。