ChatGPTは無料で使える?有料版との違いについても解説
ChatGPTの登場により、多くの人々がAI技術の恩恵を受けられるようになりました。
しかし、ChatGPTを使用する際に最も気になる点の1つが、コストの問題ではないでしょうか。
本記事では、ChatGPTの無料版と有料版の違いを詳しく解説し、あなたに最適なChatGPTの使い方を見つける手助けをします。
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目次[非表示]
- 1.ChatGPTは無料で使える?
- 1.1.GPT-4は基本無料で使える
- 1.2.API利用は一定量までの利用なら無料
- 2.ChatGPT無料版と有料版の違い
- 2.1.料金プラン
- 2.2.利用可能なモデルの違い
- 2.3.制限や速度面での違い
- 2.4.利用できる機能面での違い
- 2.5.サポート体制の違い
- 3.まとめ
ChatGPTは無料で使える?
ChatGPTの利用に関して、多くの方が気になるのがコストの問題でしょう。
結論から言えば、ChatGPTには無料で使える部分と有料の部分があります。ここでは、無料で利用できる範囲について説明します。
GPT-4は基本無料で使える
本記事の最終更新日時点で、2023年3月14日に発表されたGPT-4モデルは、基本的に無料で利用することができます。また、2024年5月13日に発表された最新モデルGPT-4o(GPTー4オムニ)の機能も限定的に利用することができます。
GPT-4が無料である理由は以下の通りです。
- 1回の質問での入力可能な文字数に制限がある
- 1回の質問での回答文字数に制限がある
- 回答のスピードが有料版よりも劣る
- 画像生成機能がない
また、プロンプトに対する回答の正確性や具体性においても、GPT-4oの方が優れています。
これらの制約があるため、GPT-4は無料で提供されているのです。
API利用は一定量までの利用なら無料
ChatGPT APIを利用すると、外部のアプリケーションでユーザーからのプロンプトに基づいたEメールの本文や報告書などを作成することができます。
API利用には以下の条件で無料枠が設けられています。
- 新規ユーザーは登録から3ヶ月間有効
- 約5ドル分(約750円)のAPI利用が無料
注意点として、この無料枠を利用するためには、アカウント登録時にクレジットカード情報の提供が必要です。
ただし、トライアル期間内で無料枠内であれば料金は発生しません。
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APIとは何か?APIキーの取得方法について解説した動画です。
動画内にて『3か月間は18ドル分を無料で使用できます』と説明していますが、
OpenAI社の規約がアップデートされたことにより、現在は約5ドル分を無料で利用できます。
ChatGPT無料版と有料版の違い
次に、ChatGPTの無料版と有料版の違いについて、詳しく見ていきましょう。
ChatGPTのプラン別の違いは下表の通りです。
2024年8月現在
機能 |
無料版(Free) |
有料版(Plus) |
料金 |
無料 |
20ドル/月 |
利用可能モデル |
GPT4o mini、GPT4o*
|
GPT4o、GPT4o mini、GPT4 |
入力文字数制限 |
約10,000文字 |
約25,000文字 |
回答文字数制限 |
約2,048文字 |
約25,000文字 |
回答速度 |
混雑状況により変動 |
優先処理により高速 |
GPTsの利用 |
利用可 |
利用可 |
GPTsの作成 |
作成不可
|
作成可 |
画像読み込み |
可能 |
可能 |
画像作成 |
作成不可
|
作成可 |
WEBからの情報検索 |
可能 |
可能 |
URL読み込み |
可能 |
可能 |
GPT4o*:機能制限あり
料金プラン
ChatGPTの料金プランは、無料版と有料版(Plus)に分かれています。
無料版は文字通り無料で利用可能です。一方、有料版は月額20ドルの利用料がかかります。
この料金設定により、ユーザーは自身のニーズや予算に応じてプランを選択できます。
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利用可能なモデルの違い
ChatGPTの無料版と有料版(Plus)では、利用可能なAIモデルに違いがあります。
無料版ではGPT4o miniとGPT4oが利用可能ですが、GPT4oは1日3時間かつ限られた回数しか使用できません。
一方、有料版(Plus)ではGPT4、GPT4o mini、そしてGPT4oの全てのモデルを制限なく利用できます。
この中でGPT4oが最も高性能なモデルとされており、有料版ユーザーはこの最先端のAI技術を最大限に活用できる利点があります。
つまり、有料版を選択することで、より高度で精度の高い応答や複雑なタスクの処理が可能となります。
GPT-4o miniとは?
GPT-4o miniは、2024年7月18日にOpenAIが発表した最新のAIモデルです。
GPT4oと比較して機能は劣りますが、コスト効率が良く高速な処理が可能なモデルです。
制限や速度面での違い
入力文字数と回答文字数に大きな差があります。
無料版では入力が約10,000文字、回答が約2,048文字に制限されていますが、有料版ではそれぞれ約25,000文字まで拡張されています。
また、回答速度も有料版の方が「優先処理により高速」となっており、より効率的な利用が可能です。
利用できる機能面での違い
機能面での最も顕著な違いは、GPTsの作成と画像作成の可否です。
無料版ではGPTsの作成と画像作成機能が利用できませんが、有料版ではこれらの機能が使用可能です。
GPTsの作成機能により、ユーザーは自身の業務や興味に合わせたオリジナルのAIを構築でき、より効率的で専門的な支援を受けることができます。
これにより、有料版ユーザーはChatGPTをより柔軟かつ高度に活用することが可能となります。
GPTsとは?
特定のタスクや分野に特化したChatGPTをオリジナルで作成できる機能のことを指します。
例えば、マーケティング専門のGPTsや法律相談用のGPTsなど、ユーザーのニーズに合わせて特化型のAIを作成できます。
サポート体制の違い
ChatGPTの無料版と有料版(Plus)では、ユーザーに提供されるサポート体制に大きな違いがあります。
無料版ユーザーは基本的なサポートのみを受けることができます。
一方、有料版(Plus)ユーザーは、以下のような手厚いサポートを受けることができます。
-
カスタマーエンゲージメント担当者との直接連絡
有料版ユーザーは、専門のサポートスタッフと直接コミュニケーションを取ることができます。
-
改善要望や機能追加の優先対応
有料版ユーザーからの提案や要望は優先的に検討され、サービスの改善や新機能の開発に反映される可能性が高くなります。
-
エラー解決の優先サポート
技術的な問題やエラーが発生した場合、有料版ユーザーは優先的にサポートを受けることができます。
-
最新情報の提供
有料版ユーザーは、ChatGPTの新機能や更新情報をいち早く入手することができます。
このように、有料版のサポート体制は無料版と比較してより充実しており、ユーザーのニーズに応じたきめ細やかな対応が受けられます。
まとめ
ChatGPTは、無料版でも基本的な機能を十分に活用できることが分かりました。
より高度な機能や優先的なサポートが必要な場合は、有料版(Plus)の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
あなたの使用目的や頻度、予算に応じて最適なプランを選択することで、ChatGPTの可能性を最大限に引き出すことができるでしょう。
AI技術の進化とともに、これらのサービスも日々進化しています。
定期的に最新情報をチェックし、自身のニーズに合わせてプランを見直すことをおすすめします。
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