
【導入事例紹介】野村不動産株式会社様|ユースフル ビジネス
野村不動産株式会社様は、「あしたを、つなぐ」という企業理念のもと、不動産事業を通じて豊かな社会の実現を目指されています。同社が運営するオフィスビルのテナント企業に勤める従業員のワークライフの充実をサポートするサービスとして、統合型シェアサービス「NOMURA WORK-LIFE PLUS」を提供されております。ユースフルが定期的に登壇しているビジネススキルセミナーも、その一環です。
今回は、野村不動産様が「NOMURA WORK-LIFE PLUS」を通じて、会員企業の皆様にどのような支援をされているのか、その中で、ユースフルとのタイアップがどのような価値を生み出しているのかについて、お話を伺いました。
YouTubeメディア「ユースフル/実務変革のプロ」を運営するユースフル株式会社では、組織やチームのITリテラシーを底上げする学習動画コンテンツの提供や個社研修を承っています。また、企業の経営改善やDX推進に直結するBPOコンサルティングサービスについても、現在非常に多くの法人クライアント様からお引き合いをいただいております。
講師やコンサルタントの数にも限りがありますので、まずはお気軽に無料相談フォームよりお問い合わせください。
テナント企業様向けの提供サービスについて
Q.「NOMURA WORK-LIFE PLUS」について教えてください。
NOMURA WORK-LIFE PLUSは、2023年6月にスタートした、オフィスビルテナント向けの統合型シェアサービスです。このシェアサービスは、私たちが運営するオフィスビルにご入居いただいているテナント企業様とその従業員様が、多様なサービスを共有してご利用いただくことで、ワーク・ライフの充実に貢献することを目的としています。
私たちのオフィスビル事業は、中規模オフィスでありながら大規模オフィス並みのスペックを持つPMO(PREMIUM MIDSIZE OFFICE)や、よりスタートアップ・中小企業向けのH¹O(HUMAN FIRST OFFICE)といった商品を展開してきました。魅力的なオフィス空間は、採用活動においても好影響をもたらすことが分かっており、働く環境により、企業の信用や従業員のモチベーションアップにもつながるのです。
NOMURA WORK-LIFE PLUSは、こうしたハード面での価値提供に加え、ソフト面でのサービス提供を含んだ総合的な支援を強化しています。ビジネススキルセミナーやフィットネスジム、ワークコンシェルジュ、各種特典サービスなど、上場企業から起業して間もない企業まで、幅広い層のお客様に対応できる付帯サービスをご用意しています。
これからも、テナント企業様や従業員様の潜在的な課題を先回りして見つけ、必要なサービスを提供することで、企業と従業員双方にとって有益な仕組みを目指し、多角的なメリットを提供できるよう努めています。
「NOMURA WORK-LIFE PLUS」 公式サイトより抜粋
Q.ビジネススキルセミナーを企画されたきっかけは何でしたか?
私たちのオフィスビルは、大手企業にも多く利用されていますが、スタートアップ・ベンチャー・中小企業の企業様も多いです。そういったお客様と話す中で、多くの人事・教育部門の方が、人事、労務、総務、採用、研修など、一人で何役もこなされている現状が見えてきました。そのため、従業員ひとりひとりに対するエンゲージメント施策やトレーニング施策がどうしても手薄になりがちで、リソースが不足しているという課題がありました。
こうした背景から、私たちのオフィスビルで働かれている方々一人ひとりにフィットした、ソフトサービスを届けたいと考えるようになりました。そこで、ビジネススキルセミナーがニーズにマッチするのではないかと思い、会員向けに企画してみたところ、大変なご好評をいただきました。
Excelや生成AIといったテーマを選定した理由としては、ITツールの活用に関するニーズが高い点と、特に生成AIは、時代の流れに沿ったホットなトピックであるという点が挙げられます。私たちの社内でも「Microsoft Copilot」を中心としたAI活用が推進されており、会員企業の従業員の皆様も確実に求めている学びの領域であると確信していました。
インタビュー風景
桑原様が楽しくお話をお聞かせくださり、終始笑いのあふれる取材現場となりました!
「ユースフル ビジネス」について
Q.ユースフル ビジネス 導入の決め手や他社との違いはどのような点ですか?
ユースフルを起用したきっかけは、私たちとともにビジネススキルセミナーの企画・運営に携わってくれているパートナー企業様から、ユースフルの片岡さんを紹介いただいたことでした。
2024年3月に、会員向けとしては初めてITスキルに焦点をあてたセミナーを開催し、記念すべき第1回目のテーマが「Excel × AI」でした。YouTubeの他、多くのメディアで実務に直結するDXスキルコンテンツを配信されており、大変わかりやすい説明に感銘を受けたため、登壇をオファーしました。
ユースフルを選んだ決め手は、大きく3つあります。
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セミナーコンテンツへの信頼性
YouTube動画などを通じて、事前に講師のスキルや指導力を確認できたため非常に安心でした。初回のオンライン面談でこちらの課題や希望を丁寧に汲み取ってくださり、必要なスキルに応じたカリキュラムを提案してくださいました。特にリスナーの属性や求める具体的なニーズに焦点を当てながら、業務ですぐに活かせる内容を設計していただけた点も信頼につながりました。
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多彩なセミナーラインアップ
ビジネススキルセミナーを、永続的に再現性高くシリーズ化していくために、幅広いジャンルのコンテンツを持っているベンダーを探していました。ニーズが多岐に渡る会員企業の従業員様にご満足いただくため、働き方が変わる体験を様々な切り口で提供する必要があります。その点、ユースフルは常に最新かつニーズの高いセミナーを提供し、リスナーの満足度を高められると考えました。
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高い宣伝効果への期待
多くのビジネスパーソンにとってニーズの高いコンテンツを保有するユースフルだからこそ、セミナーへの集客も見込めると考えました。これは、単にセミナーの参加者を増やしてその場を盛り上げること以上に、一度に多くのテナント企業へより早く付加価値をお届けするため、たくさんの従業員様に実利が伴うセミナーをご体感いただくことを目指したものでした。
セミナー開催までの期間が短い中でも、内容のカスタマイズや講義資料の作成にも追加のオプション費用は発生しないとのことでしたので、社内で総合的に判断した結果、ユースフルの起用を即決しました。
Q.実際にセミナーを実施された感想を教えてください。
結論から申し上げて、大満足の内容でした。理由としては次の点が挙げられます。
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インタラクティブなセミナー体験
セミナー当日の内容が非常に質が高く、とにかく「参加型」を重視してくださっている点です。完全オンラインのZoom開催で顔は見えなくても、チャットやQ&Aルームで空間全体の盛り上がりが伝わってくるような雰囲気を作っていただきました。ただ話を聞くだけでなく、能動的に学べる工夫が凝らされているため、リスナーが前のめりで参加している様子が伺えます。
▼生成AIとの向き合い方について、リスナーと目線あわせ▼
(実際のセミナー資料より抜粋) -
充実のアフターフォロー
セミナーの参加者が後から見直して学びを深められ、参加できなかった方もキャッチアップできるという点で、会員サイトにアーカイブ動画を掲載しています。動画を視聴した従業員様から、「勉強したいから演習資料をください」と問い合わせをいただくほど、ユースフルのコンテンツで参加者の熱量が高まっていることがわかります。
また、セミナーの内容について寄せられた質問についても、後日解説付きの資料を提供してくれたことで、事務局側もスムーズに対応することができました。 -
圧倒的な集客力
ニーズの高いテーマであることはもちろん、前述したインタラクティブ性やアフターフォローのおかげで、ユースフルの講座は毎回100名超がエントリーする人気セミナーとなっています。特に生成AIについては技術の進化も激しく、世の中で働く人々が求めるトピックが常に変わり続ける領域です。多様なテーマでカリキュラムやワークを企画でき、満足度の高い空間を演出し続けてくれるユースフルとともに、参加者の明日の働き方が変わる感動体験をお届けして参ります。
▼ユースフルセミナーの会員レビュー(生成AIプロンプト実践)▼
- 今まで出た生成AI関連のセミナーの中で一番参考になりました。説明の内容、お話の仕方、スピードも大変聞きやすく、集中して最後まで聴講することが出来ました。
- 大変勉強になりました。スマートなプロンプトの書き方を知ることができました。
- 無料で受講できるのが申し訳ない位です。今後とも参加させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
- 今までエラー等でWord形式で出力ができずにいましたが、今回出力させる方法が分かり、非常に有益でした。
- AIツールの活用方法や、業務にすぐに取り入れられる具体的なテクニックが紹介され、明日から早速実践できそうです。非常に有意義な時間となりました。
今後のお取り組みについて
Q.セミナーの企画や実行にあたって意識されていることや、ユースフルに期待することはありますか?
いまは、テクノロジーやトレンドの変化が非常に激しく、多様な価値観が生まれ、ビジネスの現場で求められる能力や情報の価値も日々変わりゆく時代です。
クライアント企業や現場の従業員様のお声を聞いていると、ビジネススキルひとつとってみても、会社側が学ばせたいトピックと、現場の従業員側が学びたいトピックに乖離が出ているのが現状です。たとえば、会社側はロジカルシンキングやリーダーシップといったマインドセットや思考法について学ばせたい一方で、従業員側はITスキルなど、業務効率化に直結するテーマを求めています。
私たちはそのギャップを埋める役割を担いたいと考えていますが、この差をどう埋めていくかが課題です。また、「これが学びたい」と世の中で言語化され始めた頃には、往々にしてトレンドは過ぎ去っています。そのため、まだ会社も従業員も気づいていないけれど、近い将来にニーズとなって顕在化する何かを掘り起こす企画を目指したいです。
こうした背景からユースフルには 、今後私たちがどのような領域に「張って」おくべきかのアドバイスや提案をいただきたいです。様々な企業へのデジタル人材育成やDXコンサルティングを提供され、常に市場のトレンドをキャッチアップされているからこそ、私たちが時代や業界に先回りしてサービスを提供できる支援を、強く期待しています 。
Q.最後に、サービスの顧客満足度向上に関わるすべての方へメッセージをお願いします!
長年オフィスビル事業に携わり、現在はテナント企業様向けのコミュニティ運営の経験を通じて強く感じるのは、お客様の「声」に耳を傾けることの重要性です。しかし、単に表面的な要望に応えるだけでなく、その背景にある潜在的な課題、つまりお客様自身もまだ気づいていない「インサイト」を見つけ出すことが、真の満足度向上には不可欠だと考えています。そのために、常にアンテナを張り、一歩先を行く視点を持つことが求められます 。
私たちのビジネスの場合は、テナント企業様にご満足いただくと同時に、その先にいる従業員の方々にも価値を届け、パフォーマンス向上やエンゲージメント強化に繋げることを目指していますが、これはどんな業界や職種、プロジェクトにおいても共通する姿勢であると考えます。
最終的な「受け手」が誰であるかを意識し、その「受け手」が本当に必要としているものは何か、そしてそれが企業全体の価値にどう繋がるのか、という視点を持ち続けることが重要です。私たちだけでは実現できないことも、ユースフルのようなパートナーと手を組むことで、より質の高いサービスとして昇華できます。
オープンなスタンスで外部の知見を取り入れ、共に新たな価値を創造していくこと。そして、提供したサービスが、単なる一過性のものに終わらず、口コミで広がり、新たな繋がりを生み出すような「好循環」を目指すべきだと信じています。
顧客満足度向上も、プロジェクト推進も、結局は「人」と「人」との関係性の上に成り立っています。そのために、常に相手の立場に立ち、真のニーズを追求し、期待を超える価値を提供していく。この地道な努力こそが、成功への鍵だと考えています。
編集後記(筆者コメント)
ご出演いただきました桑原さんのおかげで、インタビューの場は終始アットホームな雰囲気で進んでいきました。
また、桑原さんご自身が管理職になられたことをきっかけに、大学に通われているエピソードもお話いただきました。業務時間外はあえて「外の世界」に触れながら、自分を高め続けるお姿に、取材クルー一同感銘を受けました。
業界や職種や立場もまったく異なる人が集まるコミュニティで得られる知見や経験、周囲から受ける影響は、計り知れません。組織に同質化せず、常識や前例にとらわれないマインドが、新たな社会的価値を持った製品やサービスを生み出していく原動力になっているということに、気づかされたひと時でした。
-本日は、貴重なお話をいただきありがとうございました!
※掲載内容は取材当時(2025年6月)のものです。
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