SharePoint・OneDrive・Boxの違いを徹底解説!適切なクラウドストレージの選び方
本記事では、ビジネスでの利用に最適なクラウドストレージ3つの概要を紹介します。
Microsoftの提供する「SharePoint」や「OneDrive」、そして企業向けに評価の高い「Box」について、機能や保存容量、共有の使いやすさ、セキュリティ対策の違いを解説し、それぞれの料金プランも比較しています。
企業の利用目的やニーズに合ったクラウドストレージ選びをサポートするため、サービスの特徴や選定基準もあわせてご案内します。
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目次[非表示]
- 1.人気のクラウドストレージ3選の概要
- 1.1.SharePoint
- 1.2.OneDrive
- 1.3.Box
- 2.ストレージの機能を比較
- 3.料金プランを徹底比較
- 3.1.SharePointの料金プラン
- 3.2.OneDriveのプランと価格
- 3.3.Boxのプランとそのメリット
- 4.最適なクラウドストレージの選び方
- 4.1.利用目的を明確にする
- 4.2.企業向けクラウドストレージ選びの重要ポイント
- 5.まとめ
人気のクラウドストレージ3選の概要
SharePoint
SharePointは、Microsoftが提供する企業向けのクラウド型プラットフォームで、ファイル共有やコラボレーションを円滑に行うためのツールです。
Microsoft 365の一部として提供され、ファイル共有、チームサイト、ワークフロー、ドキュメント管理など、業務効率化を支援する機能が充実しています。
大規模な組織において、情報共有や共同作業を促進し、ビジネスの競争力向上に貢献します。
OneDrive
OneDriveは、Microsoftが提供するクラウドストレージサービスで、個人向けとビジネス向けのプランがあり、Microsoftアカウントと連携することで、PCやスマートフォンなど複数のデバイス間でファイルを簡単に同期できます。
また、Web版Microsoft 365を利用して、ブラウザ上でWord、Excel、PowerPointなどのドキュメントを編集することも可能です。
個人ユーザーやビジネスユーザーに人気で、写真の自動バックアップやビデオ通話機能など、便利な機能も備わっています。
Box
Boxは、企業向けのクラウドストレージサービスで、特にファイル共有とコラボレーションに特化したツールです。
柔軟なアクセス管理、高度なセキュリティ機能、ワークフロー管理など、ビジネスでの利用に適した多彩な機能が揃っており、セキュリティが重視される企業から高い評価を得ています。
ファイルのバージョン管理や共同編集機能も充実しており、チームワークを支援します。
ストレージの機能を比較
保存容量の違い
各サービスの無料および有料プランで利用可能な保存容量を比較します。
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SharePoint| Microsoft 365に基づく柔軟な大容量対応
- Microsoft 365プランに依存し、例えばBusiness Basicプランでは1TB、Business StandardおよびEnterpriseプランでは各ユーザーに1TBが割り当てられ、さらに10GBが組織全体で利用可能です。必要に応じて追加容量も購入可能です。
- Microsoft 365プランに依存し、例えばBusiness Basicプランでは1TB、Business StandardおよびEnterpriseプランでは各ユーザーに1TBが割り当てられ、さらに10GBが組織全体で利用可能です。必要に応じて追加容量も購入可能です。
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OneDrive| 個人・企業に適した柔軟なプラン構成
個人向けプランでは100GBから利用でき、ビジネス向けプランでは各ユーザーに1TBが割り当てられるため、個人・企業それぞれに適した容量が選択可能です。
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Box| 無料から大容量まで選べる多様なオプション
無料プランでは10GBが提供され、有料プランは100GBから利用可能です。企業向けの大容量プランも用意されており、用途に応じて適切な容量を選べます。
ファイルやデータが多い場合は、十分な保存容量を確保できるサービスの選択が重要です。
容量が不足すると追加料金がかかる可能性もあるため、事前に確認しておきましょう。
共有機能の充実度
クラウドストレージの共有機能は、業務の効率化や社内外の連携において重要なポイントです。それぞれのサービスの共有機能を以下にまとめます。
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SharePoint| 大規模チーム向けの効率的な共有環境
- チームサイトやグループ機能を活用し、特定のユーザーやグループとファイルを簡単に共有できます。組織内での共同作業をスムーズに進められるため、大規模チームでの利用に適しています。
- チームサイトやグループ機能を活用し、特定のユーザーやグループとファイルを簡単に共有できます。組織内での共同作業をスムーズに進められるため、大規模チームでの利用に適しています。
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OneDrive| 細かなアクセス権限設定で安全な共有を実現
- 細かいアクセス権限設定が可能で、特にセキュリティ面に優れています。共有先ごとに閲覧や編集の権限を設定できるため、ファイルのセキュリティを維持しつつ、安全な共有が可能です。
- 細かいアクセス権限設定が可能で、特にセキュリティ面に優れています。共有先ごとに閲覧や編集の権限を設定できるため、ファイルのセキュリティを維持しつつ、安全な共有が可能です。
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Box| 外部連携とリアルタイム編集に強い共有機能
- 外部ユーザーとのファイル共有もサポートしており、簡単に外部パートナーやクライアントと連携できます。加えて、リアルタイムでの共同編集も可能なため、柔軟なコラボレーションが実現します。
頻繁に社内外での連携が求められる場合は、これらの共有機能が充実したサービスを選ぶことで、情報共有や共同作業がより効率的に進められます。
セキュリティ機能
データ保護に対する各サービスのセキュリティ機能を確認しましょう。
クラウドストレージサービスの選択において、特に機密情報や個人情報を扱う場合は、十分なセキュリティ対策を備えたサービスを選ぶことが重要です。
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SharePoint| Microsoft 365連携の多層的な保護機能
- SharePointは、Microsoft 365のセキュリティ機能と統合されており、データの暗号化、アクセス制御、不正アクセス対策など、多層的な保護が施されています。このため、社内での安全な情報共有が求められる企業にとって信頼性の高い選択肢です。
- SharePointは、Microsoft 365のセキュリティ機能と統合されており、データの暗号化、アクセス制御、不正アクセス対策など、多層的な保護が施されています。このため、社内での安全な情報共有が求められる企業にとって信頼性の高い選択肢です。
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OneDrive| 復元機能やパスワード保護で安心なデータ管理
- OneDriveは、ファイルのバージョン管理や復元機能、パスワード保護など、データの安全性を確保するための豊富な機能が揃っています。デバイス間でのデータ同期もセキュリティを考慮して設計されているため、個人情報を含むデータの保護が重要なシーンに適しています。
- OneDriveは、ファイルのバージョン管理や復元機能、パスワード保護など、データの安全性を確保するための豊富な機能が揃っています。デバイス間でのデータ同期もセキュリティを考慮して設計されているため、個人情報を含むデータの保護が重要なシーンに適しています。
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Box| 企業向けの高度なセキュリティ対策を完備
- Boxは、企業向けの高度なセキュリティ機能を備えており、セキュリティ認証、データ暗号化、監査ログなどの機能を提供しています。外部との安全なデータ共有や機密情報の取り扱いに最適で、特にセキュリティ要件の高い企業に支持されています。
機密データを扱う場合には、これらのセキュリティ機能を考慮し、自社のニーズに最も適したサービスを選択することが求められます。
料金プランを徹底比較
SharePointの料金プラン
SharePointは、Microsoft 365プランに応じて、SharePointの機能やストレージ容量が異なります。
プランによっては1TBの容量や高度なコラボレーション機能が含まれますので、利用目的や予算に合わせて最適なプランを選ぶことが重要です。
OneDriveのプランと価格
OneDriveは、個人向けとビジネス向けの多様なプランを提供しています。
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個人向けプランには、無料プランや100GB、200GBの有料プランがあり、気軽に試用できるのが魅力です。
- ビジネス向けプランは、ユーザーごとに1TB以上のストレージが提供されるプランが用意され、セキュリティ機能やアクセス管理も充実しています。ユーザー数やストレージ容量に応じて複数のプランがあり、企業規模や用途に応じて柔軟に選択できます。
Boxのプランとそのメリット
Boxは、無料プラン、ビジネスプラン、エンタープライズプランなど多様なプランを提供しており、無料プランでも10GBのストレージ容量を利用できます。
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ビジネスプランでは、無制限のストレージやユーザー数の拡張、強化されたセキュリティ機能、コラボレーションツールが提供され、企業間での安全なデータ共有に適しています。
- エンタープライズプランは、大規模な組織に向けてさらに高度な管理機能やサポートを提供しており、特にセキュリティ要件が高い企業に適しています。
利用状況や予算、必要な機能を考慮し、これらのプランの中から自社に最適な選択を行うことが、クラウドストレージを効果的に活用するポイントです。
最適なクラウドストレージの選び方
利用目的を明確にする
クラウドストレージを選ぶ際は、どのような目的で利用するかを明確にすることが重要です。
利用シーンに応じて最適なサービスは異なり、ファイル共有、コラボレーション、データ管理など、それぞれの目的に合わせた選択が求められます。
たとえば、個人で写真や動画を保存したい場合は、OneDriveのような個人向けサービスが適しています。
一方、企業でファイル共有や共同作業を行う場合には、SharePointやBoxといったビジネス向けのサービスが最適です。
企業向けクラウドストレージ選びの重要ポイント
企業がクラウドストレージを選定する際には、セキュリティ、容量、機能、価格、サポートなどの要素を慎重に検討することが大切です。
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セキュリティ:
- データの暗号化やアクセス制御が備わっているか確認しましょう。特に機密情報を扱う企業には、強固なセキュリティ対策が必須です。
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容量:
- 現在のデータ量だけでなく、将来的なデータ増加も見据え、十分なストレージ容量を確保できるサービスを選ぶことが重要です。
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機能:
- ファイル共有や共同作業、ワークフロー管理など、業務に必要な機能が充実しているか確認しましょう。
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価格:
- 予算に合わせ、最適なプランを選択します。必要な機能に見合った料金体系かを見極めることがポイントです。
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サポート:
- 日本語でのサポートや電話サポートが提供されているかも確認し、導入後も安心して利用できるサービスを選びましょう。
これらの要素を総合的に評価し、自社のニーズに最も適したクラウドストレージサービスを選択することで、ビジネスの効率化をサポートできます。
まとめ
本記事のまとめです。
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SharePoint
大規模チームでの共同作業や組織全体での情報共有を重視する方におすすめ
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OneDrive
個人から中小企業まで幅広い用途に対応し、Microsoftアプリとの連携をしたい方におすすめ
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Box
外部連携や高度なセキュリティがを重視する方におすすめ
クラウドストレージを選択する際は、利用目的、セキュリティ、容量、機能、価格、サポートといった要素を総合的に判断することが大切です。
各サービスの特徴を理解し、自社のニーズに最適なクラウドストレージを見極めましょう。
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