Microsoft FormsとGoogle Formsの徹底比較:特徴と選び方
オンラインフォーム作成ツールとして多くの企業に利用されるMicrosoft FormsとGoogle Forms。
シンプルさとMicrosoft 365との連携に優れたMicrosoft Forms、カスタマイズ性とGoogle Workspaceとの相性が良いGoogle Forms、それぞれの特徴とメリットを解説します。
この記事では、自社のニーズに合ったツールを選ぶために知っておきたい基本機能や活用ポイントを比較し、最適なフォームツールの選定をサポートします。
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目次[非表示]
- 1.Microsoft FormsとGoogle Formsの基本比較
- 1.1.Microsoft Formsの基本機能
- 1.2.Google Formsの基本機能
- 1.3.ユーザーインターフェースの違い
- 2.Microsoft Formsのメリット
- 2.1.使いやすさと直感的な操作性
- 2.2.OneDriveとの連携
- 2.3.豊富なテーマオプション
- 3.Google Formsのメリット
- 3.1.広く普及し、マルチデバイス対応
- 3.2.データ管理の容易さ
- 3.3.拡張機能による柔軟なカスタマイズ
- 4.デメリットの比較
- 5.自社に合ったフォームツールの選択
- 5.1.どちらを選ぶべきか?
- 5.2.他の選択肢も考慮する
- 6.まとめ
Microsoft FormsとGoogle Formsの基本比較
Microsoft Formsの基本機能
Microsoft Formsは、Microsoftが提供する無料のオンラインフォーム作成ツールで、Microsoftアカウントがあれば利用可能です。
主に、アンケートやクイズ、登録フォームを手軽に作成できます。
Microsoft 365サブスクリプションを通じてさらに多くの機能も利用できます。主な機能は以下の通りです。
-
質問の種類:
- 複数選択、チェックボックス、テキスト、日付、評価、ランキング、ファイルアップロードなど
- 複数選択、チェックボックス、テキスト、日付、評価、ランキング、ファイルアップロードなど
-
ブランチングロジック:
- 回答に基づいて異なる質問を表示することで、効率的な質問構成が可能
- 回答に基づいて異なる質問を表示することで、効率的な質問構成が可能
-
応答の収集と分析:
- 回答はExcelファイルに自動保存でき、グラフやチャートで直感的にデータを可視化
- 回答はExcelファイルに自動保存でき、グラフやチャートで直感的にデータを可視化
-
OneDriveとの連携:
- OneDriveでのデータ保存が容易
Microsoft Formsは、シンプルなフォームや基本的な分析機能を備えているため、Microsoft 365アプリ に慣れたユーザーに適しています。
Google Formsの基本機能
Google Formsは、Googleアカウントを利用してアクセスできる無料のフォーム作成ツールで、アンケートやクイズなどさまざまなフォームを作成できます。
特徴は以下の通りです。
-
質問の種類:
- 複数選択、チェックボックス、テキスト、日付、評価、ランキング、ファイルアップロードなど
- 複数選択、チェックボックス、テキスト、日付、評価、ランキング、ファイルアップロードなど
-
ブランチングロジック:
- 回答によって次に表示する質問を切り替え可能
- 回答によって次に表示する質問を切り替え可能
-
Googleスプレッドシートとの連携:
- 回答データが自動的にスプレッドシートに保存され、データ管理が容易
- 回答データが自動的にスプレッドシートに保存され、データ管理が容易
-
拡張機能の柔軟性:
- 拡張機能を利用し、Google Workspaceとのシームレスな統合が可能
Google Formsは、Google Workspaceを活用した柔軟な拡張やカスタマイズに向いており、複雑なフォームが必要なユーザーに適しています。
ユーザーインターフェースの違い
Microsoft FormsはMicrosoft 365アプリに似たインターフェースで、これらに慣れたユーザーには使いやすく設計されています。
一方、Google FormsはGoogle Workspaceアプリに似たシンプルなインターフェースが特徴で、Googleユーザーにとって直感的に利用できます。
Microsoft Formsは「洗練されている」と評価されることが多く、Google Formsは「よりシンプルで使いやすい」との意見もあり、選択は好みによります。
Microsoft Formsのメリット
使いやすさと直感的な操作性
Microsoft Formsはシンプルで直感的なインターフェースを採用しており、初心者でも簡単にフォームを作成できます。
Microsoft 365アプリに似た操作感があるため、これらのツールに慣れたユーザーにとっては、さらに使いやすく感じられるでしょう。
また、ドラッグアンドドロップ機能やテンプレートを活用することで、短時間でフォームを作成・カスタマイズできます。
OneDriveとの連携
Microsoft FormsはOneDriveと統合されており、フォームの応答データをOneDriveに直接保存したり、フォームに画像やファイルをOneDriveからアップロードすることが可能です。
この連携により、フォームデータの管理や共有がより効率的に行えます。
豊富なテーマオプション
Microsoft Formsには複数のテーマが用意されており、簡単にフォームのデザインをカスタマイズできます。
これにより、ブランドイメージに沿ったフォーム作成が可能になり、外観の変更も手軽に行えます。
Google Formsのメリット
広く普及し、マルチデバイス対応
Google Formsは世界中で広く利用されており、多くのユーザーが使い慣れています。
パソコン、スマートフォン、タブレットなど、さまざまなデバイスからアクセス可能で、利用や回答に抵抗感が少ない点が特徴です。
データ管理の容易さ
Google FormsはGoogleスプレッドシートと緊密に連携しており、フォームの応答データが自動的にスプレッドシートに保存されます。
これによりデータの管理が簡単で、Googleスプレッドシートの分析機能を活用して、迅速に有益な洞察を得ることが可能です。
拡張機能による柔軟なカスタマイズ
Google Formsはさまざまな拡張機能に対応しており、フォームの機能やデザインを柔軟にカスタマイズできます。
これにより、複雑なフォーム構築や新たな機能追加も容易に行えます。
デメリットの比較
Microsoft Formsのカスタマイズ制限
Microsoft Formsは、デザインのカスタマイズや機能拡張が制限されているため、複雑なフォーム作成には不向きです。
特に、テーマの細かな設定や外観の自由な調整は難しく、Google Formsに比べて拡張機能の選択肢も少ないため、独自の機能を追加したい場合は制約があります。
しかし、シンプルなフォームやMicrosoft 365アプリとの統合による効率化を目的とする場面では、必要十分な機能を備えています。
Google Formsのデザイン制限
Google Formsは、デザインの自由度が低く、カスタマイズオプションも限られています。
テーマやフォントの選択肢が少なく、洗練された外観を求める場合はMicrosoft Formsが適していると言えます。
ただし、Google Formsはシンプルで迅速にフォームを作成・配布できるため、デザインよりも手軽さや多様なデータ収集が重視される場面で強みを発揮します。
自社に合ったフォームツールの選択
どちらを選ぶべきか?
Microsoft FormsとGoogle Formsはそれぞれ異なる特徴があり、選択はニーズに応じます。
-
Microsoft Forms:
シンプルで使いやすく、Microsoft 365アプリとの統合が優れているため、Microsoftツールに慣れているユーザーや、シンプルなフォーム作成が必要な場合に最適です。
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Google Forms:
豊富なカスタマイズオプションと拡張機能を備えており、より複雑なフォーム作成が必要なユーザーや、Google Workspaceに慣れているユーザーに適しています。
他の選択肢も考慮する
Microsoft FormsやGoogle Forms以外にも、TypeformやSurveyMonkeyなどの有料ツールがあります。
これらはより多機能で、細かな設定やデザイン性が求められる場合に有効です。
フォームツールを選ぶ際のチェックポイント
- 機能:必要な機能は揃っていますか?
- 価格:予算に合っていますか?
- 使いやすさ:直感的な操作が可能ですか?
- カスタマイズ性:どの程度のカスタマイズが可能ですか?
- 統合性:他のシステムと簡単に連携できますか?
まとめ
Microsoft FormsとGoogleFormsは、どちらも優れたオンラインフォーム作成ツールです。どちらのツールが適しているかは、ユーザーのニーズによって異なります。
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Microsoft Forms:
シンプルで直感的なフォーム作成が可能で、Microsoft 365アプリとの連携が強いため、Microsoft 365を活用している企業や、基本的なフォーム作成を重視するユーザーに適しています。
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Google Forms:
カスタマイズオプションが豊富で、GoogleスプレッドシートなどのGoogle Workspaceアプリと連携しやすいため、複雑なデータ収集や多機能なフォームが求められる場面で活用されます。
各ツールの特徴を理解し、自社のニーズに最も合ったツールを選定することで、効率的かつ効果的なフォーム作成とデータ管理が可能になります。
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